ぐれーとふる365 

子供の読書成長記録(洋書和書)多読というらしいですが、語数はカウントしてません。

The Gruffalo

ライミング絵本に先日 Dr Seussの本を挙げたけど、イギリスでライミングといえば、Julia Donaldsonの "The Gruffalo"が真っ先に思いつきます。この本を置いていない書店や図書館はないんじゃないかな。映画にもなっています。学校のホリデー期間になると、 Gruffaloをテーマにした舞台やアクティビティが催されて、家族連れに人気です。私も、子供を連れて郊外の森のGruffaloをテーマにしたトレイルに出かけたことがあります。クイズに答えたり、隠されてる絵や言葉を探探したりしながら、ゴールを目指します。全部正解したら、最後にちょっとしたご褒美やステッカーをもらえたりすることもあって、うちの子はトレイルが大好き。この森にはフクロウがいつもいるし、(展示用ですが)時にはリスやネズミが目の前を駆け抜けていったり。Gruffaloの世界って、実際身近に感じられちゃうのが魅力の一つでしょうか。へびはまだ見たことないですが。このトレイル、出口には大きなGruffaloの木彫りが置いてありましたよ。

 

Gruffalo、キャラクターグッズもたくさん販売されています。先日、子供の友達の赤ちゃんが、このGraffaloの着ぐるみコートを着てベビーカーで眠っているのを見て、思わずにっこり。森で一番恐ろしいGraffaloの着ぐるみを天使のような赤ちゃんが着ている、それだけで受けるんでしょうね。

 

このGraffalo、学校の教材に使われています。うちの子供は1年生(year1) の時に、実際この絵本を使って学びました。森のネズミが天敵(フクロウ、蛇、狐)に出会うたび、森一番の恐ろしいグラッファローのことを話して危機を脱するのだけど、その時にグラッファローについてどんなに恐ろしいかを説明します。物事を説明することを練習をするんですね。 ネズミが3匹に話したことを絵に書いていくと。。。。グラッファローが出来上がり!色を使った説明も多く、幼児の塗り絵に使われてるのもよく見ます。日本語版は「もりでいちばんつよいのは?」というタイトルなんですね。この本の中に、イギリスっぽい食べ物の描写もあるんだけど、どんな風に描かれてるのかな。この本、読み方次第で、色々広がりそうです。

 

シリーズ続編。

ぼくのクジラ

先日ニュージーランドで400頭以上のクジラが浜辺に打ち上げられたことがニュースで伝えられました。必死の救出作戦の様子がテレビの画面に映し出され、子供が「シャチだ!」と釘付けに。うちの子供は海洋生物、中でもシャチが大好き。背中に走った白のラインが目に入り、シャチに見えたけど、実際はゴンドウクジラの群れだったよう。100頭ほどは満潮時に合わせて海に戻せたようだけど、多くのクジラは残念ながら死んでしまったよう。。。映像が映るたびに子供は涙目です。

 

今、ちょうど子供と読んでいる本が「ぼくのクジラ」1頭の打ち上げられたクジラを必死に助けようとする少年の話で、日陰を作ったり、体に海藻を貼って水をかけ続けながら、満潮を待つのですが、この映像を見てとてもリアルに感じました。この本に登場するのは、コマッコウという深海に住む変わった歯を持つクジラなんだそうです。ぼくのクジラは、無事海に帰れるんですが、ニュースのクジラたちは多くが帰れないわけですね。。。悲しいことです。続報が伝わり、浜辺に並ぶクジラたちの姿を見て、「助けに行きたい。」と涙ぐむ我が子。辛いニュースですが、自然の大切さ、共生してゆくことを何か子供なりに感じてくれたらいいな。でもお願いだから、将来某環境NGO団体にかかわったりとか絶対やめてよ。。。。夫ともに強く案じております。でもきっとこういうところから目覚めていく人たちもいるのだろう。バランス感のある人に育っておくれ。

 

Dick Whittington

Dick Whittingtonのパントマイムを観た。パントマイム(笑い要素が盛りだくさんの子供向けのお芝居)の演目に選ばれるのは、シンデレラ、アラジン、ピーターパンなど誰もが知ってるおとぎ話が多い。Dick Whittingtonってなに?と思ってたら、イギリスでは誰もが知ってる昔話らしいので、ひとまず一読。貧乏な若者の唯一の持ち物の猫が大金に化けお金持ちになりロンドン市長になる、、、という話。ウィキペディアによると、ロンドン市長になったWhittingtonは実在したらしいけど、貧しい家出身ではなく猫も飼っておらず、作り話ということ。
 

 

しかしあれやね、わらしべ長者の方がよほど面白い。日本の昔話は味わい深いとつくづく思う。子供の頃観てた、まんが日本昔ばなし、DVDボックス欲しいと思いつつ、なかなか手が出ません。
 

人乗せて気づいた車汚すぎ(汗)

子供のクラスメートの誕生日パーティーに行った。きた時はいい天気だったのだが、玄関を出ると一転、風が出て霧のような雨が降っていた。ふと、子供が仲良くしている友達とそのお父さんが歩いてパーティーから帰る姿が目にはいった。朝晴れだったからか、油断したのか、雨をしのげるコートを着ていない。その子はパーティー中咳をずっとしていた。咳のせいで夜よく眠れていないのだとお父さんが話していた。ここから駅までそう遠くもないけれど、下車してからも家まで距離があるかもしれない。咳をしているのに濡れるのは良くないだろう。ポータブルのカーシートがあることを思い出し、車を停めて、よかったら乗りませんかと声をかけた。

 

と、ドア開けようとして改めて気づいたけど、めっちゃ汚いやんかーーーーー!

ティッシュや丸めたレシート、小銭にチラシ、空のペットボトルなどなど、ゴミだらけ。後ろの座席は子供のお菓子に粉だらけ。すいません。汚いですけど。。。と言い訳しながら、せめて声かける前に座席くらい手で払っときゃよかったと思う私。でもまあ電車で帰ると時間もかかるから、きっと感謝されたと思う。友達を家まで送り届け、見送る二人に手を振りながら、さっきまでそのお父さんが乗っていた助手席の足元を見やると、脱いだ靴下が落ちていた。。。。車はもうちょっと普段から片付けるようにせねばいかんね(汗)

図書館よ 紛失ちゃらって それいいの?!

 

ーマ:
図書館で子供が借りた本が1冊見つからない。あってはならないことで、この狭い家でなくなるはずがない。でも心当たりはくまなく探したがでて来ない。実は既に返却して担当者の入力ミスかな。返却が1日遅延して延滞料金を支払ったのだが、それが処理されず未払いで残ってたのはつい先日のこと。いやでも、やはりこの本は返した記憶がない。。。狐につままれたような気分だけど、延滞を重ねるわけにも行かないので、図書館に謝罪して、罰金か、それとも同じ本を購入して持ち込んだら良いのかを訊ねた。すると、受付の人は、カチカチコンピューター処理した後、「いいわよ。」と言った。「え?」貸出記録は消したから、もういいという。予期せぬ答えに、思わずちょっとパニックになった。「でも、それは。。。。同じ本持ってきます。」でも、受付の人は、本当にいいから!と片目をつぶった。
 
「すいません。。。。もう一度よく探しますから。。。」としか言えず、申し訳ないのと、恥ずかしさでいっぱいだった。私は子供の頃から図書館が好きで、お世話になっている。図書館の、公共の財産を、不注意で失い、他の子供たちがその本を読む機会が失われたことに、なんとも言えない気持ちになった。
 
図書館は市内に大小いくつかある。オンライン検索で、借りたい本を探すと、1年以上前に返却予定が過ぎていたり、書庫にあり、となっているものの見つからないということが頻繁にあり、管理できていないなといつも思っていた。でも、子供の借りていた本も、書庫あり、になっていて、探すも見つからない、という状態になっているのかもしれない。。。そう思うと、もう恥ずかしくてたまらなくなった。その後も捜索は続けていて、ついに先日、子供がソファーの下に本が落ちているのを発見した。そこも見たはずだけど、隙間に挟まっていたのがその後下に落ちたのか、見つかった時は、へなへなと力が抜けた。バレンタインだったので、クッキーを添えて図書館に返しに行った。
 
図書館は紛失本の処理、管理をどうしているのかわからない。子供が借りた本は延滞料金も発生しない。とても寛容だ。でも寛容すぎるから、こんなにも紛失が多く、粗雑に扱われて本が傷んでいるのではと思う。自戒もこめつつ、図書館はもっと厳しい対応で臨んでくれてもいいのではと思う。
 

紛失したと騒いだ本はこれ。探検や冒険が好きなお子さんに。

 

Oliver and the Seawigs

Oliver and the Seawigs

 

 

Not now, Bernard

 

Not Now, Bernard

Not Now, Bernard

 

 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

子供と一緒に読んだ本の備忘録にブログ始めて見ます。この絵本、正直ひどい絵なんですけど、すごくいいです。子供より、大人向けの絵本かも?親として、つまされるものがあります。昔、友達が引用してた印象的な子育て心得四訓、

 

ー乳児はしっかり肌を離すな
ー幼児は肌を離せ手を離すな
ー少年は手を離せ目を離すな
青年は目を離せ心を離すな

 

誰のことばか知らないけど、この絵本の最後のオチに、この「目を離すな」がドカンと胸にきます。子育ては一瞬、今一緒に過ごせる時間に感謝して、見逃さないようにしたいです。

しかし、なんでこんな値段なの?300円くらいの本だよね。。。