ぐれーとふる365 

子供の読書成長記録(洋書和書)多読というらしいですが、語数はカウントしてません。

The naughtiest girl again

シリーズ1巻目が面白かったらしく続けてあっという間に読了。

すっかり学校が好きになり、良い生徒でいると心に決め、ピアノ、ガーデニング、スポーツ。。。と楽しいこといっぱいで充実した生活を送っているエリザベス。2人の癖のある新入生が加わって学校に事件を引き起こす。この子たちも、前期のエリザベス同様に、この素晴らしい学校で、事件を通して良い方へと変わっていく。誰だって変われる、成長できるのだと言うメッセージは一貫しています。いじめっ子にただ罰を与えるだけでなく、彼の好きな馬担当に任命し、喜びを与えることで、彼のいじめっ子の部分を根本的に解決することを思いつく生徒会長(だよね)の考え方に感銘。この発想は見習いたいところ。

 

みんなに好かれる生徒にうって変わったエリザベスだけど、彼女の短気や思い込みの強さがトラブルを引き起こしていることを知る。作者は、Jオースティンの高慢と偏見のファンなんだろうなーと思わせました。

 

エリザベスのピアノのシーンに触発されて、読んだ直後は自らピアノを触ってた。エリザベスみたいにいろんなことを楽しんで、自分の好きなものを大切にすることを感じてくれたら良いな。

 

 

The Naughtiest Girl: Naughtiest Girl Again: Book 2

The Naughtiest Girl: Naughtiest Girl Again: Book 2

 

 

 

この後、のだめカンタービレを再度視聴。

そして明日はピアノコンサート。ピアノと仲良くなる作戦中。

 

のだめカンタービレ DVD-BOX (6枚組)

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The naughtiest girl in school

児童書はタイトルにnaughtyがつくだけで子供の興味をそそるね。

11歳の裕福な家庭の女の子が全寮制の学校に送られてトラブルを引き起こす話。
5歳のnaughty girl(My little naughty little sister)は子供にとっては身近だけど、11歳のnaughty girlは、本当にnaughtyなので、それ以上に面白い。
この学校では、諸々の問題解決を生徒全員参加で運営される生徒会?に委ねているのだけど、これはすごい。作者のEnid Blytonはこんな学校に通ってたのかなと想像してしまう、本当にこんな学校があるなら、ここで学べる子供達はとても幸せだ(お金持ちしかいけないんだけど)。私はあまり学校と先生に良い思い出がなく、小さい頃から学校の先生にだけはなりたくないと思っていた。でもこの本に描かれてる先生たちはとても魅力的で、私は残念ながら憧れるような先生には出会えなかったけれども、せめて子供の時にこういう本を読んでいたら、教師という職をリストから外すことはなかったのではと思う。
 
ところで、この本で主人公が大好きでレコードを買ってピアノで弾けるようになりたい「海の曲」って一体何なのか。タイトルは出てこないので、わからない。フォーラムでは、ドュビッシーの"La Mer"じゃないかと推測している人がいた。ピアノの動機づけとしても、期待あり。

⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

子の真似し、ウィンクするの 上手くなる

可愛い女の子や茶目っ気たっぷりに、素敵な先輩が意味ありげに片目を瞑る。

子供の頃から漫画やアニメの中でウィンクする場面はよく目にし、それが魅力的に映ったものだ。子供の頃、女の子の間で漫画イラストを描くのが流行っていて、私もウィンクしている女の子をよく描いてた記憶がある。漫画だけでなく、アイドルがウィンクしているショットも多い。それを真似てなのか、近頃では片目を瞑って自撮りするのは若い女の子たちに人気のポーズの一つみたいですね。でも、写真に写るためでなく、実際に日常の場面でウィンクしてる人たちってどのくらいいるのだろう。

 

私が初めて見たウィンクする人は、社会人になって通っていた英語教室の先生だった。まだ大学でてまもないように見える若いイギリス人の女性だった。どんな言葉をかわししたのか覚えてないけれど、会話の最後にキュッといたずらっぽく片目を瞑ったのが、あまりにも自然で、まさしくその時の会話にぴったりの仕草だったのだ。文化の違いやなあ!と強烈に印象に残った。

 

友達に一人ウィンクする子がいる。その子は気前が良く、しょっちゅう私に奢ってくれるんだけど、私が支払おうと財布を出すと手で遮り「また今度ね」と片目を瞑る。ウィンクをする人をたまに見かけることはあるものの、まれである。ところが、最近、身近にウィンクを頻発する者が出現。我が子である。どうやら、学校の友達にウィンクをする子がいて、それを真似ているらしい。初めは、どうしたのか、目にゴミでも入ったのかと思っていたぎこちない仕草も、いつしかとても自然になった。何かあるごとに、キュッと片目をつぶり、片方の口端を意味ありげにあげて、合図を送ってくる。その様子がこましゃくれてて、でも可愛くて、私も子のウィンクにウィンクで応えるようになった。慣れると、すぐに出てくるようになるものである。子供の頃憧れた漫画の中のウィンクを、おばちゃんになって体得である。

My naughty little sister

 

 

My Naughty Little Sister Collection (My Naughty Little Sister Series)

My Naughty Little Sister Collection (My Naughty Little Sister Series)

 

 

Reading Age: 7+

Interest level: 5+

⭐️⭐️

 

子供のおすすめ読書リストに必ず入ってる"My naughty little sister"のシリーズ本。

内容的にはちょっと物足りないかなと思ったけど、とても平易な文章で章ごとにお話が完結、5歳くらいの子供の話なのででてくる単語も知ってるものばかりで、楽しめた様子。何より本を一冊一人で読み切った、という達成感もかなり大きかったみたいで、1冊読んでから、次々とシリーズ本を読破。一年生の子供がきちんと理解して読むににちょうどいいのはこの辺りなのかも。1950年代に書かれた話なので、掃除や洗濯のシーンは馴染みにくいところもあります。例えば、掃除機が家にやって来る話など。。。。今掃除機のない家なんて、考えられないよね、ましてやルンバが活躍する時代です。でも、子供は気にならないみたいで、実際この掃除機の話はお気に入りの一つ。子供のいる風景がとても当たり前に描かれていて、小さい子供が家族のみならず地域の皆に可愛がられてる様子があちこちに見て取れる。子供というのは愛されるべき存在なんやなーとしみじみ思う。(気難しい大人もたまにでてくるけど)When my naughty little sister was good はまさにそんな感じで、本当にこの辺は子供好きな人多いものな〜と既視感を覚える場面多々あり。Naughty が繰り替え出てくるけど、正直そんな大したいたずらじゃないような。面白い、というより、愛らしい本。挿絵がとても素敵。 いつまでも時代を超えて読み継がれてるのも納得。絵本から本への移行にオススメの1冊。
読んだのは以下3冊。

 

ギャルソンの 仕事する様 惚れ惚れす

パリに来てます。

食事に入ったお店のギャルソンが渋くてとても素敵でした。

普段食べれない生牡蠣でも食べたいなーと思いながら、店先のメニューをのぞいているとボンジューと姿を見せた。「牡蠣はありますか。」と聞くと、「ありません。牡蠣なら向こうの店でなら食べれますよ。」と少しの英語を交えて教えてくれた。一見無愛想なのに、親切によその店を教えてくれたことに好感を覚え、そのままそのお店に入ることに。オーダーを取る際も、ニコリともしない。でも、言葉が通じないところは、さらり、と現物を持って来てドリンクの説明をしてくれたりする。そんなに大きな店ではなかったけど、ほぼ満席でとても賑わっていた。テーブルは全てこの男性が一人で給餌を担当しているらしい。私たちのオーダーを待ちつつも、他のテーブルへのドリンクが上がると、すっと離れて、また戻ってくる。忍者か猫のしなやかさを思わせる。ドリンクの追加オーダーしたくなって、彼が気づいてくれるよう目を向けているのだが、とても忙しそうで、すぐ近くの席まで来るのに、彼は一向にこちらに視線を向けない。でも。彼は気づいてない訳ではない。おそらく目の端で私たちの様子を捉えてたと思う。でもあえて見ない。優先順位を作り、仕事を回して、私たちへの仕事に移れるようになった時初めてこちらに顔を向けたように思えた。うーむ。プロフェッショナルの仕事ぶりという感じである。トイレに席を立ち戻ってきた時に、手前のテーブル客が店を出るためにちょうど席を立つところだった。コートを着たりして、女性たちが道を塞いでいる。迂回しようとした時に、そのギャルソンがすっと隣の空いたテーブルを引き、道を作ってくれた。それはとても自然だった。私は彼の仕事ぶりに静かに感動を覚えた。無駄のない美しい動き。普段チップをおくことに積極的ではない私だけど、この時は、とても当たり前にチップを残して席を立った。良いものを見せていただいて感謝。

 

フレンドリーだけど、動かない、でも、皿だけは競って下げ急ぎ、食事どう?だけはひんぱんに聞きに来る店が多いところに住んでいると、町の小さなお店でこんなサービスを受けれることに感動。

The cat in the hat

お友達のお母さんから子供の5歳の誕生日にいただいた絵本。正直、表紙のイラストが私には猫に見えず。。。。」どっちかというと、チンパンジー?でもおサルのジョージほど、可愛くない。絵本にしては、結構字が多く、なんとなく手が伸びず、ずっと本棚に入ったままだったけど、Pharrel Williamsが出てる動画がきっかけで、本を開きました。2013年大ヒット曲"Happy"を作ったPharrel、彼のミュージックビデオを真似して作るの、世界中の大ブームになりましたね。出てる人たちみんなハッピーで、見てる方もハッピーな気分になれる、それぞれお国柄が出ていて楽しい”Happy"のミュージックビデオを検索して見てたら、Pharrelが小学校を訪問して、子供たちから質問を受けている動画を発見。子供が「子供の時に好きだった本はなんですか?」と質問したところ、考え込むPharrel。おっと、これは答えが出てこないかな?と思った時に、彼が「Dr Seussの"The cat in the hat"だね。」と答えたんです。

スーパースターが名前を挙げた絵本。すぐに本棚を探しました。実際読んで見ると、ライミング満載とてもリズム感があり、読み聞かせにも、音読の練習にもに最適な一冊。猫のいたずらも楽しい。書店や図書館であまり見かけたことがなかったけど、アメリカでは定番中の定番みたい。これは、音が楽しいので、CD付きで楽しむのがいいかと思います。幼児の英語教育に最適な1冊、大人も勉強になるね。