ぐれーとふる365 

子供の読書成長記録(洋書和書)多読というらしいですが、語数はカウントしてません。

カエルの楽園

 

カエルの楽園

カエルの楽園

 

 ⭐️ ⭐️

あまりにも 単純で始めから結末が見える本で、私の最高傑作とはまた大げさな帯、誇大広告すぎて思わず笑ってしまった。文章もお世辞にも良いと思わないし、全くひねりもなく読むまでもない本だけど、でもこんな当たり前のことを寓話にして出版して話題になることに薄ら寒さを感じてしまう。平和教育を受けて、仕事と遊ぶのに忙しい社会人になった同世代には、受験に必須と言われた某新聞とテレビのニュース番組を鵜呑みにし、それ以上の情報を求めようとしない人も少なくないだろう。

そういう人たちもベストセラー作品はチェックする。永遠のゼロ、海賊と呼ばれた男と同じ作家ものという理由で手に取り、期せず某主要メディアの論調に立ち止まるきっかけを与えることもあるなら、この本の意味はあるのだろう。最近の学校教育はどうなっているのかわからないけれど、子供が平和教育を受けるそのときに合わせて

一緒に読んで考える場を持って欲しい本。