ぐれーとふる365 

子供の読書成長記録(洋書和書)多読というらしいですが、語数はカウントしてません。

James and the giant peach

 

James and the Giant Peach

James and the Giant Peach

 

 🌟

 動物園から逃げ出したサイに両親を食べられて一人残されたジェームズは、ぞっとするほど嫌な二人の叔母と暮らしている。ある暑い日、とても不思議なことが起こる。庭に巨大な桃が実ったのだ。ジェームズはおばけ桃と一緒に叔母たちの元から愉快な仲間(巨大化したクモやミミズなど)と逃げ出し、冒険が始まる。

 

子供向けの長くもない本なのに、読み終わるのにとても時間がかかってしまった。読み始めると、睡魔が襲ってきてちっとも進まない。Roald Dahl作品は子供たちはみんな夢中になって読むと聞いている。小学2年生の従兄弟の子供はロアルドダールがきっかけで読書好きになったらしい。この作品のレビューも概して高い。だけど、私にはこの本は全く面白くなかった。私の心が薄汚れてしまっているせいなのだろう。彼の作品はいつも出だしはとても面白い。でも、個人的には大体3章目くらいまでで、そこからスピードダウンしてくる。今回はまず話の核になる桃がピンとこない。桃といえば、桃太郎なのだ。それに桃は美味しいけど、すぐ傷むんだって。そんな転がったり浮かんだりの旅は耐えれないのである。虫たちと一緒に旅するというのもピンとこなかった。クモの話など、所々にくすり、とさせられる面白いエピソードはあるのだけれど(クモを退治するのをやめようと思った)、虫の中でリーダーシップを発揮する冒険に汚れた大人の私はワクワクしないのである。cloud menの出てくるところが一番眠かった。

今まで読んだロアルドダール作品ではマチルダが一番面白かったかな。 その次に興味深かったのは Danny the champion the world といったところかな。

ロアルドダール作品を手に取るのはあまり気が進まないのだけど、とりあえず

代表作チャーリーとチョコレート工場は読まないと話にならないので、童心に戻ったまっすぐな心で読んで感じてみようと思う。ロアルドダールは小学生の綺麗な心の間に読むに限る。ミミズや蜘蛛が好きなお子さんにオススメ。