ぐれーとふる365 

子供の読書成長記録(洋書和書)多読というらしいですが、語数はカウントしてません。

ちいちゃんのかげおくり

広島に原爆が落とされた日。

先日広島、宮島へ出かけた。小学校の修学旅行以来で実に20数年振り。

友人に会うのと宮島観光が目的で平和祈念資料館は6歳児を連れて行くのは刺激が強く早いだろうと予定していなかったが、宿泊先から歩いてすぐで時間もあったため立ち寄ることにした。

 

子供は戦争中に原爆が落とされたことは知っている。そしてその時いた場所に落とされたということも、テレビで見た原爆ドームを目の当たりにして気づいていた。原爆投下前の広島の街並み、投下、そして投下後の様子を空からみた映像を映し出すCGを見つめたあとは怖いから早く出たい、と言い続け、早々に退館した。どうしてアメリカは日本に原爆を落としたの、と何度も質問した。早く連れて来すぎた、とは思ったけれど、私が小学校の平和学習で読み聞きしたようなことを本から拾い上げる前に、私たちの口から説明できたのは良かったと思ってる。異国にいると、紋切りの説明を目に耳にすることが一層多いだろう。そんな時、日本の外から見た原爆投下の意見ではなく、自分の考えをしっかり言えるようになってほしい。

 

戦争をテーマにした本を1冊だけ。

ちいちゃんが死んだ、ということは容易に推測できたみたいだけど、他の家族のことまでは我が家の6歳には想像が回らない。心に刻んだことは、戦争は、悲しい。

ちいちゃんのかげおくり (あかね創作えほん 11)

ちいちゃんのかげおくり (あかね創作えほん 11)