ぐれーとふる365 

子供の読書成長記録(洋書和書)多読というらしいですが、語数はカウントしてません。

The remains of the day

 

The Remains of the Day

The Remains of the Day

 
  • Paperback: 272 pages

友人たちとの食事会でカズオイシグロ氏がノーベル文学賞を受賞したことが話題に上がりました。氏の作品を読んでた人は13人中私を含めて二人だけで、ブッカー賞受賞し映画化された作品もいくつもある作家なのに案外みんな読んでないんだなあと意外に思いました。

私が読んだのはThe remains of the day と Never let me goの2作です。私が氏の本を手に取ったのは、大好きな料理研究家、行正り香さんのエッセイを読んだから。英語力を生かして活躍されている行正さんがはこの作品が大好きだそうで、「とても美しい英語」で書かれていると紹介されているのが、深く深く私の中に刻まれて、一番最初に手に取った洋書でした。

 

コーンウォールまでの湾岸ドライブの風景が目の裏に浮かびコーンウォールはいつか行きたい場所になりました。執事としてのプロフェッショナルを貫く姿は美しいが、哀しさも漂う。しかし、この作品に描かれている職業意識の高さ、それは今の英国ではそうそうお目にかかれないものなのではないか。プライド作品自体は10年前の私でも読める読後爽やかさを残す作品でしたが、行正さんのいう美しい英語、は残念ながら私には味わえませんでした。今読んだら、その美しさを感じれるのかな。もう一度読み返してみようと思います。

 

 

The remains of the dayのことを思い出してたら、Downton abbeyを無性に見たくなってしまった。この大ヒットドラマ観たことが無いのです。昨年はクリスマスシーズンのボックスセットがお安く売られてたので、今年は入手しようかな。