ぐれーとふる365 

子供の読書成長記録(洋書和書)多読というらしいですが、語数はカウントしてません。

プレゼント送りゃ謝意なく嫌な顔

義母の誕生日であった。

夫によると昔からあまり贈り物をしない家庭だったらしく、私たちからお中元やお歳暮の類は一切したことがない。でも離れて暮らしているのにそれもあまりなので、誕生日や年始くらいは、と私が夫に促して何か贈っていた。しかし喜ばれた記憶は一度だけである。無反応である。それどころか、ふぐセットだったかクエ鍋セットを送った時には迷惑だ、とはっきり言われたので、それ以来私から夫にせっつかなくなり、無頓着な夫は何もしないでいた。するとある時、何もくれない、と一度義母から文句を言われたので、また誕生日ギフトを再開したのだが、やっぱり喜ばないのである。高齢で食べることが大変で、お弁当や出来合いもので済ませることが多いので、たまには変わったものをとマグロや蟹を送ったりすると、解凍したり、調理(茹でるだけでも)するのが面倒らしい。それで昨年は、お菓子がいいかと思い中津川の栗きんとんを選んだ。私の大好物である。私は実は栗はそんなに好きじゃないんだけど、旅行先で初めて食べた時あまりの美味しさに感激した。私の周りにもわざわざ食べ比べに出かけるファンがいるくらい、好きな人は多い。季節も賞味期限も短く贅沢な一品だと思っていた。それに義母はいつも私の実家のお土産に栗羊羹を選ぶくらい、栗が好きである。ちょうどいいと思った。

 

しかし、届いた直後義母からかかってきたビデオチャットの第一声は、

 

「何あのまずいものは!?あまりの不味さに捨てたわよ。なんであんなの送ってきたの!?」

 

だった。ものすごいショックであった。

口に合わなかったのは残念だ。ありがとうの一言もなく、不味い不味いとあまりにも攻撃的な態度に、心底驚いた。こんな人もいるねんな。。。義両親への気持ちがプツンと切れた時だった。

 

今年はもう介入しないつもりだったが、夫は調理が必要なものを選んでしまいがちなので、レンジで温めるだけで食べられるいかしゅうまいはどうかと勧めた。

これも私の実家の定番お取り寄せの一つで、贈り物にもよく使ってきたが、好評の一品である。

 

そこのメーカーから他の商品を夫がアレコレ付け加え発送した。

今日ビデオチャットで、誕生日おめでとう、荷物を送ったよ、と夫が伝えると、義母は顔をしかめて「もしかして食べ物?」と言った。やはり、ありがとうの言葉ははなかった。

 

予想はしてたけどな。。。ほんま嫌いやわ、この態度。

 

義母の迷惑な気持ちもわかる。

わかるが、でもせめて一言ありがとうと言えないものなのかと心の中で舌打ちする私は高齢者の気持ちがわからない冷たい女なのであろう。

 

お義母さんお誕生日おめでとうございます。