ぐれーとふる365 

子供の読書成長記録(洋書和書)多読というらしいですが、語数はカウントしてません。

宿題に心の闇を垣間見る

学校の宿題の中に「コンマを3回使って一文を作成しなさい」という設問があった。娘には難しかったみたいで、できないを繰り返していたけど、買い物から帰ってきたら宿題を終えていた。結局、スキップしたのかな?と思って、広げっぱなしのプリントをちらりと覗いてドキンとした。

 

I'm not playing with her because she's teasing me and I don't like it.

 

いつも学校で一緒にいるのは娘含め5人の仲良しグループ。どうやらこのグループ内に歴然とした力関係があるのは薄々感じていた。なんでも仕切りたがる女の子がいて、その子がいつも遊ぶルールを決めるらしく、うちの子ともう一人おとなしい子の二人が鬼を押し付けられたり、好きな役をやらせてもらえないことが多いっぽい。とても口達者で、ちょっとずるい、というかちゃっかりしたところのある子。勢いか負けず嫌いなのか嘘も時々出るのは私も気づいているけど、愛嬌があって人懐っこいところは可愛らしいと思う。が、道理やルールから外れることを極端に嫌ううちの子には、その子のご都合主義ルールや、適当な嘘がとても気に触るらしい。不公平、ずるい、を繰り返すので、 じゃあ、もう遊ぶのやめたら、というのだけど、その子とは遊びたくないけど、他の友達とは遊びたいから、を昨年の夏から繰り返してきた。でも昨日はちょっといつもと様子が違って、誰もいうことを聞いてくれない、遊んでくれなかったと悲しげな顔をして帰ってきた。その日の日記(親子で交換日記をしてる)には、悲しかった、もうこんなのは嫌なので、みんなとは二度と遊ばない、と書かれているのを見て胸が痛んだ。そんなことを言っても、子供のことなので、また学校へ行くと一緒に遊ぶのだろうけど、娘の胸の内にその子への不信は確実につもっていってる。決して、忘れてるわけじゃないことも知っている。 

今までは「その子と遊ばない」だったのが、「”みんな”とあそばない」というのは初めてのこと。娘は決していじめられてるわけではない。ただ、グループの中で娘側に立ってくれる友達がいないだけ。そのbossyな子は喜怒哀楽が激して、時々他の子と揉め流のだけど、それでもそれ以上に面白く魅力的なのだろう。思い通りにならないと、怒ったり拗ねたり悲しくなったりはしょっちゅうらしいけど、すると周りの子達はオロオロして彼女を追いかけていくらしい。でも、娘が悲しくなって意思表示をしても、追いかけてきてくれる人は誰もいない。どうしてみんながその女の子をそんなに好きなのか理解できない娘は不満が募っている。そして、自分のことを好きになってくれる友達は誰もいない、と寂しそうに呟く。 その子は人気があって、娘は人気がない、酷だけど、そういうことなのだよ。

子供同士のことなので、学校のことはそっとしておくだけ。その代わり、週末は家で、夫と二人でいっぱい娘を抱きしめたい。