ぐれーとふる365 

子供の読書成長記録(洋書和書)多読というらしいですが、語数はカウントしてません。

The story of the treasure seekers

子供の頃大好きだった1冊をオリジナルで読んで見た。 

The Story of the Treasure Seekers: Complete and Unabridged (Puffin Classics)

The Story of the Treasure Seekers: Complete and Unabridged (Puffin Classics)

 

 

 小学3、4年生だったろうか、本代としてもらったお金で駅前の本屋の高い棚から選んだ本だ。当時の福音館童話シリーズは立派な本ケースに入っていて、手に取るとワクワクした。

宝さがしの子どもたち (福音館古典童話シリーズ)

宝さがしの子どもたち (福音館古典童話シリーズ)

 

 貧乏な一家の6人きょうだいがなんとかお金を稼ごうとあれこれする話で、懐かしさが蘇る。長女のノラが鼻にしわを寄せる、というのが、どんなのかなあと思っていたっけ。魔法の杖でコインが出てきたときのワクワク感。そのお金でいちじくやらお菓子の使い道を考えるのも楽しかった。子供達だけでインディアンの宴のように食事するのも面白かった。一番好きだったのは、インド人のおじさんからたくさんのプレゼントが届く場面。インドのシルク、象牙のチェスやらナイフやら、外国の香りがいっぱいのお宝にドキドキしたものだった。今読み返してみると、貨幣価値が大きく変わっていてびっくり。ペニーの価値が大きい!私が無知なだけかもしれないが、日本で古典童話として立派な装丁本になっていた当作品、ここイギリスで現在の子供達にはあまり読まれていない気がする。小学生のグレード別おすすめ本リストなどであまりお目にかかったことがない気がする。なぜだろう。お金の価値が違ってピンとこないから?貧しいインディアン、という表現のせいか。当時の階級社会がうっすら見えるから?でもオリバーツイストはいまも愛されてる。日本で親しんでいたイギリス作家の作品が、あまり当地で見当たらない。。。というのは今までにも何度かあって、例えば大好きだったドリトル先生もその一つ。日本ではシリーズで揃っていたんだけどな。

 

作者Edith Nesbitはなかなか波乱万丈な人生を送った女性のよう。彼女の作品では 映画化もされているThe railway children が有名らしい。映画もタイトル名しか知らなかったので、今度チェックしてみよう。

 

The Railway Children (Compass Classic Readers Book 60) (English Edition)

The Railway Children (Compass Classic Readers Book 60) (English Edition)