The outsiders - Gods and warriors series
Paperback: 320 pages
Age Range: 9 - 12 years
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紀元前1500年、ミケーネ文明として知られる青銅器時代の古代ギリシアが舞台。12歳少年ヒュラスは、山の中で山羊飼いとして妹と二人で暮らす「よそ者ーOutsider」。ある日黒の戦士Crowsに襲撃され、命からがら山から逃げ、妹とは離ればなれになってしまう。道中不思議な巡り合わせで青銅の剣を手にすることになるが、この短剣には秘密が隠されていた。たどり着いた島で自由を求めて逃げ出した大巫女の娘Pirra、ガイド役となる野生のイルカと出会い冒険が繰り広げられる。
Michelle Paverはこの大好きな作家の一人。ギリシャ神話(このお話はギリシャ神話が生まれるもっと前の設定だけど)、海、イルカとの冒険と我が子が大好きな物がつまっている。児童作家だけど、歴史や時代背景が丁寧に描かれていて大人でも十分楽しめる。あとがきも楽しい。今回はクレタ島がモデル。行ってみたくなるなあ。
聖なるイルカはクレタで愛されているモチーフ。
冒険のキーは青銅の剣。
山育ちのヒュラスがタコに驚く場面が出てくる。クレタ島ではタコは人気柄だった模様。
Pirraから餞別にもらったのはゴールドのネックレス。