Windrush Day

６月２２日はWindrush Day。１９４８年６月２２日ジャマイカなどカリブ海地域からEmpire Windrush 号でやってきた最初の移民約５００人がイギリスに上陸した記念日。

第二次世界大戦後に国の再建をするのに労働力が不足したためイギリスが募った英国移住に応じた人々で、その人たちと子供はWIndrush世代と呼ばれる。なるほどロンドンではノッティングヒルズカーニバルなどあるものね。夢を抱いてきた新しい土地では、肌の色の違いから差別を受け生活に馴染むのは容易ではなかった様子。さらに当時は正当な移民であることを証明する書類がなかったがために、近年法改正に伴い証明書を持たない固め不法移民扱いされ職を失ったり強制退去の危機に晒されるなど深刻な問題が発生、内務大臣が謝罪し問題解決に乗り出しているのだそう。今年のチェルシーフラワーショーには７０周年を記念してWindrushをテーマにしたガーデンが登場している。

私の住む街にはカリブ系の人があまり身近でない。ロンドンで８月下旬に行われる有名なノッティングヒルカーニバルはカリブ文化のお祭りだけど、それもロンドンはグローバルシティで世界中の人が集まってるからその文化フェスティバルの一つくらいにだな思っていた。戦後の労働力はインド系移民に頼ったとばかり思いこんでいたが、実際にはカリブ系移民の方がインド系を上回るんだって、びっくり。言われてみればスーパーにカリブ系の香辛料は必ず売られている。よく知られているのがジャマイカ料理ジャークチキンの素。ライムで臭みを消し、ジャークスパイス（ハバネロや胡椒）に漬け込んだお肉をいただく料理が、この素で気軽に楽しめる。一度買ったことあるけど、匂いだけでも鼻水が出てくるほどで、あまりの辛さにそれっきり。ジャークチキンのもとも色々出てるからまた試してみようかな。