Mr Stink
- 作者: David Walliams,Quentin Blake
- 出版社/メーカー: HarperCollins Children's Books
- 発売日: 2010/05/27
- メディア: ペーパーバック
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🌟🌟🌟
Paperback: 272 pages
Age Range: 9 - 12 years
家庭でも学校でも孤独な12歳の少女、ChloeはMr Stinkと呼ばれている浮浪者と出会う。名前の通り臭いけど、彼女に親切にしてくれるただ一人の人だ。彼に居場所を作ろうと、ChloeはMr Stinkを自分の物置小屋に匿うことにするのだが、これが大騒ぎへと発展してゆく。
David Walliamsの2作目。
子供向け小説としては面白くあっという間に読める。7歳くらいから楽しめるけれど、浮浪者や無職者など社会問題が背景にあるため、選挙の話なども出てくるし、十分面白さを味わうには指定年齢が適当かなと思う。
色々ツッコミどころもあるけれど、Mr Stinkの悪臭の描写が面白い。
Mr Stink stank. He also stunk.で始まり、1ページ目だけで、
A stink is worse than a stench. And a stench is worse than a pong. And a pong is worse than a whiff. And a whiff can be enough to make your nose wrinkle. と悪臭ワードの勉強になります笑 子供はこういうの喜ぶね。
当代きってのコメディアンらしく、テレビネタが散りばめられてるのも子供に受ける一つの理由なんだろうな。ニュースエージェントのRajに選挙キャンペーン中のChloeの母親が投票のお願いをするところで、Xファクターに出るの?!となるところは笑えた。
RajのキャラがリトルブリテンでDavidが演じていたキャラを彷彿させて愉快。