ぐれーとふる365 

子供の読書成長記録(洋書和書)多読というらしいですが、語数はカウントしてません。

いるだけで 可愛かったは もう昔

子供の学校の発表会があった。

今期の学習発表、歌、そしてダンスという内容だった。学習発表はクラス全員一人一人に役割を与えられていた。2年生にもなると、みんな自分のセリフをしっかり暗唱できていた。去年は自分のセリフをまともに言えない子供はすくなくなかったように思う。発表する姿は堂々として成長を感じる。しかし、一方で、歌とダンスはあまりにお粗末な代物であった。ぱっとしない曲の選択が悪いんちゃうかと思うが、それよりなにより練習不足だろう。たいしたダンスの振り付けではないのに、まったく統一感がない。歌は輪唱だったが、そのようには聞こえなかった。どうして学校はもっと完成度を求めないのか不思議である。こんなものを保護者に見せて恥ずかしくないのかと思うが、保護者は皆大喜びで、嬉しそうに賞賛の声をあげ、ビデオや写真を撮るのに忙しい。あんな発表会は見る価値がないと、欠席した夫に見せるために、最初はビデオを撮っていたのだけど、お粗末なダンスは見るに忍びなく途中で撮影をやめた。昔はみんなまだ体に大きな制服を着て並んで立っているだけで、可愛かった。親たちはキャアキャアいいながら大喜びだった。その子供たちはぐんと背が伸び歯抜けになった口をあけて歌っている。2年前とは違うのである。子供達の成長にあわせてもう少し発表内容も成長するべきと思わずにはいられない。