海賊と呼ばれた男
⭐️ ⭐️ ⭐️ ⭐️ ⭐️
話題書、遅ればせながら読了。
読みたいとずっと思っていた作品でしたが、その前に「殉愛」騒動が勃発。「永遠のゼロ」を読んで以来、百田氏に高い好感をおぼえていたのだけど、「殉愛」のあまりの胡散臭さにそれが吹っ飛んでしまった。騒動のあと未亡人の言動の不整合、不都合な事が次々と明るみにでもまだ未亡人側の主張を丸呑み擁護、作品をノンフィクションとよびつづけ正当化、氏の親族や関係者を口汚く口撃する様は嫌悪しかなかった。それ以来、好きだった「永遠のゼロ」も、いつも視聴していた氏の外交や政治に対する主張もすべてが薄っぺらく感じてしまい、とてもとても残念に思っていた。
本を手に取るきっかけになったのは機内で、同作品の映画を観たこと。
壮大な話で演者の熱演は伝わるものの、正直面白くなかった。資産家らしい男性が主人公に大金を渡し会社を助けるシーンが、どうしてそこまでするのかもさっぱりわからず消化不良になった。なんの因果があってあの大金が彼に渡るのかを知りたくて、本を入手した。原作は、ただただ面白かった。氏のことだから脚色も多分にあるのだろう、しかし、とても感動的だった。国士である。司馬遼太郎の「竜馬が行く」を読んだときも、似た感動があった。なんと、濃い人生なのだろう、と。これほどにも大胆で勇敢で先見の明をもち情に厚い主人公が生涯愛した仙厓の絵がどのようなものか、気になって検索してみた。思いがけず愛らしい丸みのある画が現れ、なんだかおかしくなった。
パーティーをやってみるのも悪くない
子供の誕生日パーティーを初めて開きました。親としてのレベルがやっとこ一つ上がったような自己満足感(笑)この国では大人もこどもも誕生日のお祝いが派手。私はこの国の誕生日文化が苦手。ナーサリー入園とともに、こどものパーティーの招待を続々受けるようになりました。はじめのころは他のお母さんたちと知りあうためにも顔を出さなきゃ、と頑張って行ってました。でも、誕生日パーティーに行くたびに、うちは絶対やらない。と思ってました。子供のパーティーごときに、どうしてあんなにお金を使うのか、理解できなかったし。(£200−£300はかかる)くらいあんなにたくさんのプレゼントもらって、それを当たり前に思うのも、と不思議でしかなかった。親の負担も大変。お金払って疲れることするなんて、ありえない。小学校にあがってから、今のクラスの保護者たちは関係が希薄なので、うちは仲良しの友達のパーティーだけ参加するようにしてますが、呼ばれたら予定がない限り行く人は多いのかな〜どうなんでしょうか。
=パーティーをやらない理由=
①お金がかかる。
②どうせなら、そのお金で家族で1泊旅行にでもするほうがいい。
③一度にたくさんのプレゼントをもらうのも困る。うちはプレゼントはほしいものを、ひとつだけ、という考えで来てるのが崩壊する。
④自分の子供の誕生日に他人の子をもてなすという考えに慣れない。(利己主義ですいません)
⑤主役が楽しそうでないパーティーがなんどもあった。主役が涙、涙なんて、見てるほうも辛い。
⑥パーティーやったとしても、皆きてくれないか、わからない。
幸い、うちのこどもはパーティーをしたいと言いださないことに助かってました。うちの子は大人数で遊ぶのが苦手で、パーティーにつきもののディスコのような大きな音楽やエンターティナーの張り上げる大声がとても苦手。パーティーゲームは退屈といって積極的じゃない。好きな友達とは遊びたいけど、パーティーは嫌だ(全員招待するものと思い込んでるから)と思ってる風でした。
でも、私のパーティーに対する考えも少しずつ変わってきました。パーティーなんて不要、から、嫌だけど、パーティーをひらくべきなのでは、と思うようになりました。この歳のこどもの交友関係は親抜きに考えられない。今の学校の友達の親は忙しい人が多く、ほとんど顔をあわせることもない。送り迎えにいつも見るお母さんもいるけど、親しくなれず挨拶すらろくにしないような状態(少なくとも私とは)だから、放課後や長期の休みにプレイデートを学校の友達と設定することもできない。こども同士が学外で遊べる機会はパーティーだけという状態。だからこどもの社交場必要なのかな。。と思うように。でも、はたしてみんなきてくれるのか心配だったのだけど、仲良しの友達も固定してきたこともあり、パーティーを開くことにしました。
今まで行ったパーティーは3通り
①パーティー商業施設やスポーツ施設のパーティープラン利用。一番多いパターン。簡単楽チン。最少10−12人から。
②ホールを借りてエンターティナーを呼ぶ 人数が増えても値段が変わらないので、クラス全体+その兄弟姉妹をを呼べる サイエンス、爬虫類ショー、マジックショー、パイレーツ、プリンセスなどなど
家族総出で炊き出しサービス体制を整える必要あり。
③自宅でする。私の周りでは少数。
ちなみに、娘が今まで行って一番面白かったのはプールパーティーだそう。
我が家は狭くて少人数でも人をお招きするスペースでもつくりにもなっていないので、ホームパーティーの選択肢はなく、ゲスト数も限られてるので①で、トランポリンパークのパーティープランを利用しました。こういうところは最少人数が決まってて10から12人。娘が呼びたいお友達は学校の友達5人と学外の仲良し3人の計8人。今まで招待してくるクラスメートをよびかえしで招待リストにいれたほうがいいか少し迷いましたが、そうするとクラスの女子の中で呼ばない子のほうが少なくなってしまう。いくら仲良くないクラスメートのパーティーとはいえ、呼ばれた子と呼ばれてない子の線引きを目の当たりにするのは残酷なことだと思うし、やっぱり最少人数に充なくても仲良しグループだけに絞ることにしました。我が家の予算上全員は無理だからね。こういうこと事態を避けるために全員招待する人が多いんでしょうね。
パーティー自体はお金払うだけで簡単。みんな喜んでくれて楽しいパーティーとなりました。
嫌だと逃げ続けていたパーティーだったけど、やってよかったです。
=パーティーやってよかったこと=
①まず、はじめて子供が主役になれた。娘は言葉の壁のせいか、仲良しグループの仲ではいつも自分の主張が通らない端っこポジション。でも、この日だけはセンター。笑顔弾けてました。
②準備を子供と一緒に楽しめた。
パーティーが楽しいのは当日だけじゃない。うちの子はポケモンが大好きなので、招待状、パーティーバッグはポケモンで統一することにしました。一枚一枚、子供が違うポケモンの絵を描いて仕上げ、中身も全てポケモングッズ。ケーキはオーダーしましたが、娘と一緒にポケモンのトッパーで飾って大満足の出来。
③プレゼントの相場を知れる。いやらしいけど、ずっと気になってた笑 今までプレゼントするばかりで、はじめて頂く立場になりました。うちはパーティーしてないので、どんなものをみんながプレゼントしてるのか皆目見当がつかず。仲良しの子だと、好みもわかるから喜ぶものを結構一生懸命探して、上限をさらに緩めたりして。これが結構大変で、苦痛だったのだけど、あんなに考えてプレゼント選ぶ必要全然なかったんだーとおもえました、少なくとも私たちの今いる環境では、プレゼント価格もぐんと下げようと思っちゃった笑 娘は初めて友達からもらうプレゼント、どれも喜んでたけど、明らかに適当に選んだ感じのものも。自分がプレゼントにもらった要らない小物を寄せ集めたのかなという印象のものやスパイダーマンのヘリコプターなど。うちの子は女の子で、スパイダーマン好きでもなんでもない笑「なんでスパイダーマンなんだろう」って子供も言ってたけど、普通女の子にそういうの、ないよね苦笑 子供の友達のプレゼントにそんなお金使うのはずっと疑問だったから、すっきり。次回からその子たちのプレゼントは気張らなくていいんだもんね。一方、娘の好きなものを選んでくれたプレゼントもありました。それらはママを含めて仲良くお付き合いをしているお友達からのもの。そして、その日はたまたま私の誕生日でもあったのですが、なんと、私にもプレゼントを用意してくれていた!そのママ友たちはみな学校外のおつきあい、一人は娘が2歳くらいのころからの知り合いです。学校ママたちとのおつきあいがあまりうまくできていない私には、ママ友たちのやさしさが涙がでるほど嬉しかったです。じつは、今回パーティーを開くことにしたのは、昨年このママが娘の誕生日に合わせてピクニックを企画してくれたこともあります。プレゼントも用意してくれて。私がしないから気を使ってくれたんですよね。子供からはじまったおつきあいだったけど、年数を経て、私の友達、といってもいえるようになってたことに、心から感謝しました。
④友達の親との関係を築く・見極める
私があまり学校の友達の親と親しくできていないため、プレイデートなど設定してあげれないことを申し訳なく思ってました。特に娘が一番好きな友達のお母さんとは挨拶すらまともにしてなくて、親どうしが少しちかくなれば、少し変わるかなという淡い期待がありました。でも、これはそんなうまくいかなかったですね。私のことを避けてるお母さんはパーティーのあとでも変わりませんでした。でも、それで、逆にすっきりし。私とできるだけ関わりたくないんだな、もうこれは変わらないな、と気持ちがわりきれました。パーティーの出欠の返事だって、まともにくれないお母さんもいました。最終的にくれなかったのは一人だけだったけど、返事もらえるまでは結構悶々としてました。返事くれなかった人は、そういう人なのだと、もう親しくなる努力する必要もないとふっきれました。一方学校外のもともと仲良しのお母さんたちは、パーティーとても喜んでくれて、さらに仲良くなれた気がします。
で、来年のパーティーは?
さて。終わったばかりだけど、もう来年のことを考えてる私^^;
1度やれば十分!次はナシ!と思う反面、面白かったし、またやってもいいかな、と思うのと半々ってところ。子供達にも保護者にも良いパーティーだったと言ってもらえて嬉しかったし。なによりも我が子が喜んでくれた。でうちは家で開くことは難しいので、また会場を探すことになるけど、会場でするパーティーだって、近いうちに卒業するでしょう、それならやれる間にもう一度やってもいいかなと思ってます。目星つけてるところもあるし。もっと大きくなってくると、子供達を喜ばせるのも大変。スリーピングオーバーに移行していくという話を聞くけど、それは頼まれてもやる気ないので。ただ来年はジュニアに異動して環境が少し変わるので、友達関係も変わるでしょうし、また娘がパーティーよりそのお金でゲーム欲しいって言いだすかもしれないので、わかりませんが。
Esio trot
- 作者: Roald Dahl,Quentin Blake
- 出版社/メーカー: Puffin Books
- 発売日: 2009/01/22
- メディア: ペーパーバック
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る
- Age Range: 8 - 12 years
- Paperback: 96 pages
⭐️
短編小説。
タイトルはtortoiseをひっくり返したもの。
カメを可愛がっている女性に恋した男性がこの魔法のおまじないでカメを大きくしたり小さくしたり。でも本当はペットショップで大小様々なカメを購入し交換しまくっていると言うカラクリ。うちの子はとても融通が利かないので、男性が勝手にカメをすり替え嘘をついているのが好きではないらしい。この少しずつおおきくなるっていうのはThe Twitsのいたずらにもでてきたな。
日本語のサービスよりもまず仕事
子供の学校の学習テーマがエジプトなので、予習がてらブリティッシュミュージアムに行ってきました。子供がお腹すいたというので、入館前に近くにあるパブでなにか食べさせることに。お店に入るなり、どこから来ましたか、と聞かれた。なにかいなとおもっていたら、アジア系のウェイトレスが「こんにちはー。」と日本語のメニューをテーブルに持ってきてくれた。さすが世界的観光地、おもてなしサービスだったのね。
でも。日本語のメニュー、字が小さくて、老眼が始まったっぽい私の目にはよく見えないわ(涙)そして、ここはパブ。名前の知らないお料理が並ぶフレンチレストランではなく、イギリスでおなじみのごくあたりまえのメニューが並ぶ、ただのパブなのである。それをカタカナに直したのを探すのは案外面倒いものなのだ、とこのとき気づいた。英語は日本語の下に書かれてた。
日本人といったら日本人のウェイトレスがでてきたのかと思ったが、もちろんそうではなく、片言の日本語は披露できても日本語ができるわけではない。その日本語のメニューの横に番号がふられていて、その番号により言葉がわからなくてもオーダーをとれるというわけ。だから、私たちが英語でオーダーしても、何番?と番号を逐一確認をしているようだった。
そうしてやってきた注文は間違っていた。エビっていったよね?っていうと、え、何番だっけ。。。と慌てて番号を確認するウェイトレス。書き写した番号が間違ってたのか、番号はあってたけど、まちがったのか、わたしたちにはわからなかった。彼女はわたしたちがふつうのサイズでといったから間違った(いや、聞かれたのだよあなたに)、わたしたちの注文料理には普通サイズしかもともとないから、大きいサイズのあるその間違ったメニューと思った、と言い訳をしていたが、番号ばかり追わずに、英語のメニューで、普通にオーダーとっていたら間違いようがない間違いだったとおもう。子供に頼んだオレンジジュースも、同じ飲料会社のブランドメーカーの違う味であった。
謝って作り直す、といってくれたけど、時間もないことだし、間違いならもうそれでいいです、と間違ったメニューをいただいた。今度から、日本語のメニューをだしてもらっても英語メニューをお願いしようと思った次第。(英語圏限定+日本料理ではもちろん日本語メニューでしょう)付加サービスもいいけど、オーダーをきっちりとるという本来のお仕事にもっと注意を払っていただきたい。
ウェイトレスはその後もにこやかに自分の知ってる日本語、こんにちは、ありがとう、など言って子供に愛想をふってくれた。英語の質問にはぶっきらぼうながらもこたえていたが、片言日本語にはリアクションゼロ、ガン無視(汗)
これうちの子の悪い癖でよくあること。感じ悪いでしょ!といつも注意するのだけど、うちの子は日本以外の国で、日本人でない人に日本語で話しかけられるシチュエーションを想像することができないため、話しかけられても、片言だと、「片言の日本語」ではなく「よくわからない英語」だとまず思うらしい。何言ってるかわからないから答えようがない、んだと。それでも、笑顔くらいみせてくれ(汗)以前、親子留学中の同い年の男の子とプレイデートをしたことがあった。その家庭は英語教育に熱心で、家庭でも英語のみを奨励しているとのことで、男の子は英語で娘に話しかけてくる。それを娘は本当に困った顔をして「あの子なにいってるか全然わからない。なんで日本語話さないのか」と訴えてきたことがあった。たしかに、幼稚園で覚えたことばをただ口でならべてるだけのようであった。彼は英語環境を楽しんでいたのだと思う。一方娘は昔みたいにただおもちゃで遊ぶだけでなくコミュニケーションのうえに小友立ちとの遊びが成り立つようになっていたので、意味不明なことばを一方的に羅列して、娘のよびかけには答えられないその男のは「変な子」に映ったらしい。当時は5歳の子供の正直な感想に困ってしまったのだが、我が子の想像力の無さに戸惑ってしまう。
娘よ、君の母こそ、そのわからない英語を話すひと、とぞんざいな扱いをたくさん受けてきているのだよ。苦い思いをたくさんしているのだよ。そんな母のことばに忍耐強く耳を傾けてくれる親切な人たちによってすくわれているのだよ。わからない、ではなく、わかろうとすること。きこうとすること。その先に見えるものがあるのだよ。分かり合おうとする気持ちの先にうまれるものがあるんだよ。ことばは、見え方は、一つである必要はないのだよ。ひとまず、笑顔からお願いします。
The world's worst children
- Paperback: 272 pages
- Age Range: 7 - 12 years
- ⭐️⭐️⭐️⭐️
おもしろいです。
鼻くそをほじってばかりいる子、嘘泣きする子、テレビばかり見ている子。。。いろんな”最悪な子供達”のお話。David Walliamsの作品は何冊か読んだけど、現代社会に対する笑いや皮肉が多く含まれているので、面白いけど7歳には早い、まだ読まなくていいと感じていた。でも、この作品は世間一般で言うところの子供達の感心しない態度に焦点を当て、教訓めいた笑いとなっているので安心して読ませられる。関連語もかなり覚えれます。
個人的に面白かったのは、シラミだらけの男の子の話”nit boy"。実はつい先日、我が家にシラミ騒動が勃発して駆除体験をしたところなので、最悪ぶりがとても身近に感じれた。シラミのペットだなんて!!!!今回我が家のシラミ騒動の発端は娘のクラスメートの親から届いたシラミ発見メール。シラミのお知らせは学校からしょっちゅう届くのだけど、この時代にシラミ?といつも半信半疑、あまり気にしていなかった。こちらでは洗髪を週1しかしない子供も少なくないので、そう言う子に起こることだと思っていて、洗髪を欠かさないうちのこには無縁と思っていた(無知)。でも今回は娘の隣の席の子だと判明しているので、流石に気になりその夜念入りに調べた私。その時は気づかなかったのだけど、3週間後、娘が頭が痒いと言い出した。調べて見たら、シラミを発見。そこから、シラミ退治に大わらわ。薬で駆除作業を行なった。それから、娘がちょっとでも頭をかくと、シラミが残っているのか、痕跡がないか、と髪をかき分けチェック。毎朝、予防スプレーをし、専用の櫛で梳かし目を光らせ、とても神経質になっている。シラミがやってきて初めて気づいたのだけど、なんとシラミ対策グッズの多いこと。tee tree oil入りのシャンプーやスプレーが効き目あると言われてる一方、効果がないと言う意見も。とりあえず、毎日のコームが一番いいのではないか。シラミ=liceと思ってたけど、このタイトル通り、商品名にはnitが使われているのが圧倒的に多く、初めて知った。
シラミの出てくる絵本、そういえば昔から見かけてました。子供の絵本に登場するほど、シラミは当たり前にいることを体感痛感。
The naughtiest girl helps a friend
The Naughtiest Girl: Naughtiest Girl Helps A Friend: Book 6
- 作者: Anne Digby
- 出版社/メーカー: Hodder Children's Books
- 発売日: 2014/09/19
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
⭐️ ⭐️ ⭐️ ⭐️
ハーフタームに実家に帰省しない生徒たちは学校内でキャンプをすることに。エリザベスは親友ジョーンがリーダーのテントに入れて大喜び。でもトラブルメーカーの同級生と新入りで学校にまだ馴染めていない下級生がいっしょ。予想した以上のトラブルがつぎつぎ起こることに。
娘の学校には上級生が新入生の面倒を見るバディー制度がある。うちは一人っ子だし、こういうのは良いことだなと歓迎していたのだけど、年上ぶって喜んでいるのは最初だけで、大抵みんな面倒を見ていないっぽい。娘のバディーは人懐っこい子で、娘にずいぶんなついて追いかけてくるらしく、仕方なく遊んでいるみたいだけど、疎ましがっているのがありありとわかる。このシリーズの学校では、年上が年下の相手を見るのは当たり前、そう言うところ、気づいたらいいんだけど。
ところで、これリライトバージョンだったのね。知らなかったな。
Charlie and the chocolate factory
Charlie and the Chocolate Factory
- 作者: Roald Dahl,Quentin Blake
- 出版社/メーカー: Puffin Books
- 発売日: 2007/08/16
- メディア: ペーパーバック
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
- Paperback: 208 pages
- Age Range: 7 - 11 years
🌟🌟🌟🌟🌟
この作品の名前を知らない人はいないのではと思われるDahlの1、2を争う代表作。映画の印象があって面白くないと思い込んでいたけど、読んでみてみんなに愛される作品であることに納得。チョコレート消費量ランキング上位のこの国で(一位はドイツなのだね)、タイトルがまず魅力的。そしていろんな面白いお菓子が登場して、子供達にはたまらないでしょう。食べたら空に浮かんでくキャンデー(ゲップしないと降りれない)とか、私でも食べたい。うちの子はキャンデーもチョコも好きじゃないけど、それでも今まで読んだDahl本で一番面白かったらしい。個人的には名前だけは知ってたウンパルンパが何者かわかってスッキリ。
チャーリー以外は、わかりやすい『よろしくない子供たち』が4人登場して戒め的なストーリーだけど、その中にガムを四六時中噛んでる女の子が登場する。これって、ガム好まれる国、アメリカへの皮肉?実際、どのくらいガムが消費されてるか知らないのでただの想像ですが。日本でもガムは人気だけど、イギリスではあまり浸透していない気がする。チューイーなお菓子はたくさんあるけど、でも消えもの。この国はどこも道はゴミだらけ唾吐き放題で恐ろしく汚い。日頃からイギリス国民のモラルを疑っているが、ガムがあまり売られていないせいか、ガムを踏む、と言うなんともあのなんとも言えない嫌な体験はあまりないように思う。(代わりにう○こを踏むけど。。。)
毎年テレビで放映される映画。。。一度最後まで頑張って観てみようかな。