宝さがしの子どもたち
先日お友達の誕生日パーティーで、お母さんが用意してくれた手作りの宝探しを楽しんだ子供。鏡文字やちょっとした暗号で隠されたお菓子(偽の本の中に隠されていた)、なかなか子供達には受けがよかったみたい。「昔お母さんもよくやってくれたでしょう、またやって。」とせがまれた。子供が小さい時にやった手紙遊びのことを指している。私が子供の頃、絵本「きょうはなんのひ?」を読んで、この中の手紙遊びが強烈に印象に残って、よく真似っこをして遊んでいた。(ちなみに、この絵本で「結婚記念日」なるものの存在を知りました。)それを子供が小さい頃にやってやると、喜んで子供も自分でゲームを作っていた時期があった。子供が作るゲームは途中でがちゃんこになっていて、最後の手紙にたどり着けないのが常だったけど。大好きな1冊。
「宝探し」の言葉で、ポンと、子供の頃大好きだった本を思い出した。
- 作者: イーディスネズビット,スーザン・アインツィヒ,Edith Nesbit,吉田新一
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1974/05/31
- メディア: 単行本
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父親が破産して貧乏になってしまったバスタブル家の6人の子どもたちがあの手この手でお金を稼ごうとするお話。大好きで繰り返し繰り返しなんども読んだ。具体的な宝探しのやり方はあまり覚えてないのだけど、魔法の杖はとても印象的で、床の下からコインが出てきたときはワクワクした。もう一度読み返したいなあと思ったら、イギリスの児童文学ではないか。英語版を探してみることにします。
The Story of the Treasure Seekers: Complete and Unabridged (Puffin Classics)
- 作者: E. Nesbit,Cecil Leslie
- 出版社/メーカー: Puffin Books
- 発売日: 1996/01/01
- メディア: ペーパーバック
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The secret of platform 13
Paperback: 208 pages
Age Range: 7 - 11 years
9年に1度キングスクロス駅の13番ホームに魔法の国へ繋がる秘密のドアが開く日。
9年前にさらわれた王国の王子を探し救い出すため魔法の国の住人たちがやってきた。でも王子は贅沢でわがままな甘やかされた少年になっていて、魔法の国に帰ることを拒否。どうやって王国へ連れて帰るのか?
ハリーポッターを読み終えた後、次にどの本を与えるかというのはよく話題になること。我が家も然り。それらの記事の中で勧められていた一冊。
でも、我が子の心をつかむことなく結局1章も読みおえないまま終了。魔法の国の不思議な住人たちが次々と登場し、とてもマジカルで独創的。ハリーポッターの作者、JKローリングは、この作品からアイデアをたくさん得ているのではと言われていて、確かに似ている。何と言っても、キングズクロス駅の秘密のプラットフォームというアイデアはまさしく同じ。物置小屋で寝ているベン、お金持ちでわがままのライモンドも、ハリーと従兄弟を思い出させる。でも。。。。ハリーポッターが面白すぎて比べ物にならない。中途半端に似てるのが、余計に受け付けない。こちらの作品の方が先発なのにすいません、って感じ。魔法ものはこれから避けた方がいいかなと思った次第。
World book day
今年のワールドブックデー(3月1日)の振り返り。
毎年このワールドブックデーの仮装には頭を悩ますのだけど、今年は子供はハリーポッターにはまっているので、ハリー一択。当初衣装を作ろうかとも思ったけど、材料費が高いので、手軽にスーパーで購入。どこででも似たような値段で買えるけど、ブックデーに集中するためサイズ売り切れもしばしば。子供のクラスでも一番人気がハリーポッター。2巻くらいまでは読んでる子結構います。読んでなくても映画を全部観てたり。読まないと言ってたはずの最終巻を結局読み切ることになったのは、映画を観た子が結末を話すのが気になったのも理由の一つ。子供の親友は今4巻を読んでいるところ。だから、子供にも本のネタバレしちゃダメだよと言い聞かせてる。お友達と差別化を図るため、魔法の杖だけyoutubeにお世話になって手作り。お箸や木の枝とホットグルで簡単に市販のものよりぐっと本格的なものが作れます。我が子のはやっつけ仕事で雑な仕上がりだけど、本人がかなり気に入ってるのでよし。ローブの下はネクタイだけして学校の制服で行けばいいと思ったけど、本人の希望によりクイデッチのユニフォームパジャマを着用。
ハリーポッター グリフィンドール 衣装4点セット (ローブ + 眼鏡 + ネクタイ + 魔法の杖) コスチューム Lサイズ
- 出版社/メーカー: RinMart
- メディア: おもちゃ&ホビー
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今年で5年目のワールドブックデー。流石に2年生になるとプリンセススーパーヒーローコスプレはぐんと減り、実際に本に関するキャラクターが増えてきた。
で、どんなものがあるかというと
続きを読むHarry Potter and the deathly hallows
6巻目を読み終わった時、怖くて泣きながらもう読まないといった娘だったけど、その数日後には「やっぱり読みたい。」
- Paperback: 640 pages
- Age Range: 9 - 11 years
ティーンの恋愛も絡んでくるし、理解できない部分も多いだろう、何よりあんなに怖がってたので、「しばらくやめておけば?もうちょっと大きくなってからにしたほうがいいんじゃない?」と何度も引き止めたのだけど、読ませて欲しいと懇願されました。
あっという間に読了。今回は泣かなかったらしい笑
今年のWorldbook day(本のキャラクターに仮装する日)はもちろんハリーポッターになった娘。どうやら、それまでに全巻読み終えたかったらしい。そして映画版を週末一緒に鑑賞。どこまで理解してるのかな。。と怪しんでたけど、映画を先回り解説してくれる様子を見ると、まあわかってるらしい。間違いなくスネイプの愛は理解できていないけど。まあ、仕方ないか。娘は主人公のハリーが一番好きなのだけど、ジニーが嫌いなのだそう。理由は、ハリーとキスしてたから(笑)「だって、キスはしたらダメなのよ。先生が、学校でキスするのはダメって言ってる。〇〇と〇〇がキスしてて怒られて。。。。。何たらかんたら」爆笑 うちの娘は年相応、いやそれ以下のの幼さで、聞いててホッとした。
私はその昔映画を観て、面白さや登場人物がよくわからなかったため、ハリーポッターシリーズを読み始めたのだけど、その面白さに夢中になったのは、まだ1、2年前のこと。それでも、映画をみると、もう忘れてることがいっぱいある。あれ、どうだったかな、、、とまた本を開いてみるのだけど、私の英語力では今見てもわからない言葉はたくさん。これを数日で読み終えた娘には負けたなあ、という気持ち。いやもちろん、娘だってわからない単語は私以上に多いはずだけど。それでも読めるのだなと感心せずにはいられない。
とうとうハリーポッターが終わってしまったけど、こんな夢中になれる本はなかなかないので、しばらく読書から離れそうな予感。
念願のラーメンだけど味がせず
我が子は結構な偏食。外食は高いこともあるけど、子供が食べれるものがあまりないので、ほとんどしない。出先に限られるけど、それももっぱらピザやチップスのあるパブやファーストフードで済ませる。先日所用で街に出かける機会があった。1年ほど前に日本のラーメン屋ができた、美味しいと聞いて、ラーメンなら娘も大好き!と嬉々として出かけて行った。子供用にはキッズメニューで小さめサイズのラーメンを注文。我々の注文より早く持ってきてくれて早速食べ始めた娘、でも「味がしない。。。」と言ってすぐ箸をおいた。豚骨スープである。味がしないわけないでしょ、またわがままを言って。。。と夫と二人呆れてしまった。そのあと我々の注文品も届く。ラーメン、換算すると一杯2千円超のいいお値段なのだが、久々に食べるとんこつラーメンは美味しかった。これを味がないなんてよく言うわ、食べなさい!と夫に促され、再度口をつけるも、やっぱり「美味しくない。」夫は辛味噌スープを注文してたので、じゃ、俺がその豚骨食べるわーと娘の分に口をつけて「。。。。。。。本当だ。味がない」
えーえーえー!!! 私も試してみた。白濁したスープはまさに豚骨。煮卵やチャーシューが乗って、私のとサイズ以外何ら変わりない。でも。。。。味がしない!!!!
スープは水のように薄められていた。キッズメニューだって、1500円ほどするのである。それで、この水スープはあかんやろー!
ちなみに、ホールマネージャーと思われる男性自ら、客の注文を取っていたのだが、なんと椅子に腰掛けて注文を取る。どの客に対してもそうであった。ウェイターは座るなや!などと言うと何様やねん、と非難を浴びるかもしれないが、ものすごい違和感であった。しかも、この店、厨房や客の見送り等に日本語を導入しており、いらっしゃいませーありがとうございましたーとお馴染みの言葉が飛び交っているので、なおさら変な気分になった。あまりレストラン行く生活してないけど。。。でも、この国で、また旅先の国々欧州アジア問わず、隣に座られてこんな雑に注文取られたことないわ。。。
抹茶デザートは美味しかったけど、もう行かない。トリップアドバイザーにレビュー残します。
Harry Potter and the half blood prince
Harry Potter and the Half-Blood Prince (Harry Potter 6)
- 作者: J. K. Rowling
- 出版社/メーカー: Bloomsbury Publishing PLC
- 発売日: 2014/09/01
- メディア: ペーパーバック
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Awful Auntie
- 作者: David Walliams
- 出版社/メーカー: HarperCollinsChildren’sBooks
- 発売日: 2014/09/25
- メディア: Kindle版
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- Hardcover: 416 pages
- Age Range: 9 years and up
🌟
Awful auntieのお芝居が年始から全国ツアー中。ハーフターム、イースターと学校の長期休みに子供を連れていくレジャーとして舞台は人気。うちは親子して舞台鑑賞に薄い方なので、積極的には行かないのだけど、この舞台は結構周りで話をちらほら聞くので、面白いなら考えようかなと原作を手にとってみたところ、最後まで読み切れなかった。
両親を突然の事故で亡くし、Saxby Hallを相続した Setlla。元煙突掃除の幽霊少年と友達になり、Saxby Hallを奪おうと企む恐ろしい叔母とそのペットのフクロウに一緒に立ち向かう。。。
前から薄々感じていたけど、私はDavid Walliamsの児童小説はあまり好きじゃない。これは全く面白いと思えなかった。映像で面白いナンセンスなドタバタは適当な背景でも気にならないけど、活字はそういうわけにいかない。事故を装い両親の殺害を企む叔母というとんでもなくダークな設定にもかかわらず、笑いを狙うあまりにも雑な設定で、児童小説だとわかっていても、私には受け入れ難く挫折。フクロウのキャラも魅力なし。ハリーポッター3巻以降は人の死に出会ったりダークすぎるとして小学校低学年にはまだ読ませないという親たちの話を聞いているのに、同じく児童文学で人が死ぬということがあまりに軽く扱われてることに馴染めないからかも。今後David Walliamsはスルーで舞台ももちろん行かない。