Five go to smuggler's top /The famous five
シリーズ4作目。前作が今まで読んだ中で一番面白いと思ったけど、今回も負けずスリリングな展開で良いです。事件のトリック自体は安易で浅く子供騙しですが、前作同様、醍醐味は子供達をハラハラさせる事件までの導入部分じゃないでしょうか。
子供達は、愛犬を思うジョージに感情移入しやすかろうと思われます。子供も一気に読み終えました。
イースターホリデーに入った途端、キランコテージが暴風で倒れた木で被害を受け、ジョージたちは、ジョージの父親の友人の家、Smuggler's topに送られる。犬嫌いの家主に内緒でこっそりTimmyを連れて。秘密通路や地下トンネルが巡らされているsmuggler's top の子供達とすぐ仲良くなり、Timmyを屋敷の秘密の通路に匿い、ハラハラしながらも滞在を楽しむジョージたち。ある日、塔から発信される謎のシグナルを発見、そして誘拐事件に発展していく。
Smuggler's top と呼ばれる湿地帯に立つお屋敷、またもや秘密通路や地下トンネルがあって子供達の興味をひく。smugglerと付くだけで、子供はワクワクしてしまう。陳腐な身代わり人形のトリックも、子供を喜ばせるには十分。marsh=底なし沼、とドキドキする模様。
しかし、他人の家にお世話になるのに連れ込みを禁止されてる犬を連れて行き、思いがけず閉じ込められることになったTimmyが飢え死にしないか心配のあまり、家主の書斎へ不法侵入まで犯すジョージにずいぶん勝手な子供達という印象はぬぐえません。ジョージの父親が狙われるのはこれで2度目。たいそう高名な科学者という設定らしいけど、ピンとこないね。
それにしても、コーヒーを勧められる場面があるけど、昔は子供も飲んだのかな?
Five Go To Smuggler's Top: Book 4 (Famous Five series)
- 作者: Enid Blyton
- 出版社/メーカー: Hodder Children's Books
- 発売日: 2014/09/08
- メディア: Kindle版
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